610 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/06/22 02:02 ID:DMfhv/eO
ともちゃんと別々の大学に行くようになってから、初めて自分の中のともちゃんの大きさに気が付いたよみ。
それ以来、いつもとものことしか考えられなくなってしまいました。
ともに会いたい、ともと話をしたい、・・・ともといっしょにいたい・・・。
この頃は勉強もあんまり手につきません。
ですがこれと言った言い訳もないのに、自分から電話をかけたりするのはちょっと気恥ずかしくて、勇気が出ません。
よみは自分でも気付いています。
今の自分の気持ちは中学の時、一度だけ男子に片思いをした時に抱いていた気持ちと同じものだということに。
いえ、もしかしたら今のともちゃんに対する気持ちはその時以上かもしれません。
今日も携帯を手に、画面に表示されたともちゃんの携帯の番号を見つめているよみ。

「ともに・・・会いたいよ。」

目から自然と涙がこぼれてきました。
ちょっと勇気を出せばいいだけなのに、適当に世間話ができればそれでいいのに。
だけど、どうしても電話をかける勇気が出ません。

「前は普通にかけられたのに、どうして今はできないのかな・・・。」

切ない気持ちを抱いたまま、今夜もよみは眠りに付きます。
夢で、ともちゃんに会えるといいね。


617 名前: 610 投稿日: 02/06/22 12:30 ID:dl9DDAGW
よみは夢を見ていました。
二人の若い女性がいます。
ともちゃんとよみです。
二人はとても楽しそうにおしゃべりをしています。
二人とも、まぶしいくらいの笑顔です。

「んん・・・あれ?」
目が覚めたようです。
部屋をきょろきょろと見回して、やっと夢だったと気が付きました。
「そっか・・・なんだ夢か・・・。」
夢だとわかったよみは、深くため息をつきました。
それから机の上に置いてある写真立てに目をやりました。
それは高校生の頃の写真でした。
その写真には、よみの肩に手を回してピースをしているともちゃんと、
同じくピースをしているよみが写っていました。
二人とも満面の笑顔で、本当に幸せそうです。

「・・・うっ」

よみの目から涙がこぼれました。

「うわぁぁぁぁん!」

ああ、遂に声を上げて泣き始めてしまいました。
やっと大好きなともちゃんに会えたと思ったのに、夢だったなんて。
夢でもいいから会いたいと思っていたけれど、
夢から覚めた時、夢だとわかった時、よみは本当に寂しい気持ちでいっぱいになってしまいました。

切ない気持ちを胸に抱き、今日もよみの一日が始まります。


876 名前: 帰って来た610 投稿日: 02/07/09 20:23 ID:K/6Mtyg2
ともちゃんは、よみのことがとってもとっても大好きです。
本当は、よみと同じ高校に行きたくて、この高校を受験したんです。
ずーっとずーっと、一緒にいたいと思っています。
でも、よみはともちゃんの想いに気づいてくれません。
かと言って、自分から打ち明けることは恥ずかしくてできません。
ある日、ともちゃんはよみにどこの大学を受験するのか訊ねました。
返ってきた答えは、
とてもともちゃんの成績では合格することなどできない大学の名前ばかりでした。
高校受験の時と違って、今回ばかりはどうにもなりません。
今から勉強しても、とても無理でしょう。
その晩、ともちゃんは布団の中で泣きました。
今までちゃんと勉強をして来なかったことを心底悔やみました。
よみと離れ離れになった時のことを考えると、寂しくて、悲しくて耐えられませんでした。
その後ともちゃんは、よみと過ごせる高校生活を、精一杯楽しもうと心に決めました。
できるだけ、よみといっしょに時間を過ごそうと決めました。
必ず一緒に学校に行き、休み時間を過ごし、お昼を食べ、必ず一緒に帰るようにしました。
どんなときも、必ずよみの隣にいるようにしました。
でも、よみと別々になる時は、来てしまったのです。

そして今、ともちゃんは大阪さんと同じ大学に通っています。
今日もともちゃんは大阪さんと一緒にいます。
ともちゃん、笑顔で大阪さんとおしゃべりをしています。
とても楽しそうですが、ともちゃんの心の中は今もよみのことで一杯です。
よみとお話がしたくて、電話をしようとしたこともありました。
けれど、なんだかドキドキしてかけることが出来ませんでした。
「うう、よみに会いたいよぅ。寂しいよぅ。」
ともちゃんは今日も布団の中でよみのことを考えて涙を流します。
「よみ、今頃なにしてるのかな?きっと、私の事なんか考えてないよな・・・。」
ともちゃん、まさかよみもともちゃんに会いたくて寂しい思いをしているなんて
、ともちゃんに電話することが出来ずに涙を流しているなんて夢にも思いません。

ともちゃんとよみ、二人の切ない想いは日に日に強くなるばかりです。
ああ、お互いの想いが相手に伝わる日は来るのでしょうか?



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