325 名前:不自然な出会い 投稿日:03/09/07 23:05 meTJjs0i
それはうららかな土曜日の午後の出来事でした。
にぎやかな繁華街、大型書店から出てくる一人の女の子。

「ねえ彼女お茶しない?」

一人の男がその女の子に声をかけると、
女の子はキョトンとした顔をして男の顔を見ている。
そこには不思議な沈黙が続いた。

「ナンパですか?」
「えっ・・・あーまあ平たく言えばそうなるかな」

最初に沈黙を破ったのは彼女の方だった。
男の方はいきなりの問いに情けない声を出す事しか出来ない。
しかしその言葉を聞くと女の子は目を輝かせながら慌ててバックから携帯電話を取り出す。

「あ・・・あの・・・」

携帯でドコかに電話を掛ける彼女を男はボーゼンと見てるしかなかった。

326 名前:不自然な出会い 投稿日:03/09/07 23:07 HCPZmMuc
「あ・・・あの・・・」

携帯でドコかに電話を掛ける彼女を男はボーゼンと見てるしかなかった。

―プルルルルップルルルルッ・・ピッ―
『なんだよ智、私は今忙しっ』
「よみー大変大変、今私エライ事になってる!」
『えっ智どうした、何かあったのか!?』
「ナンパされた!!」
―ピッ―
「よみ、よみちゃーんもしもーし」

327 名前:不自然な出会い 投稿日:03/09/07 23:08 HCPZmMuc
どうやら電話の相手は無言で電話を切ったようだ。
彼女は携帯を握り締めながらため息まじりに呟く。

「よみってば私の美貌に嫉妬してるな、美しいって罪・・・」

男はひきつった笑顔を浮かべるしかなかった。
これはあるカップルの始めての出会いのお話。

(続く・・・多分)


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