518 名前:大阪さんの不幸な一日 投稿日:04/02/08 13:10 or52ICor
(閲覧注意)

ここは都内某所。莫迦田大学と某有名私大のコンパの席上である。
莫迦田大学とはとある少女が二人ほど通っている大学である。

「なあ、何でこんな程度の低いガッコなんか選んだんだ?」
男の一人が不満げにいう。さっきから悪酔いをして暴れまわっている女や、
知恵遅れみたいな大阪弁の女やらで、その気違いぶりに辟易としていたのだ。
が、問われて茶髪ロン毛の男はいわくありげに含み笑いを浮かべた。
「お楽しみは『二次会』だろ?」
「ああ……なるほど」

「ささ、春日さん。これ飲んでみなよ」
「え? あたし?」
呆けっとしていた大阪は問われてようやく、目の前に付き出された緑色のカクテルを、
しげしげと見つめだす。もとより考えなど無い彼女である。
しつこく勧める男の言うが侭、、その緑の液体を飲み干してしまった。
程なくしてばたりと倒れ伏す大阪を7,8人ばかりの男が下卑た顔つきで見下ろしている。
「あー、イケない、イケない。この子、酔って倒れちゃったよ」
「俺ら、ちょっと彼女休ませてくるわ」
「おう、分かったわ。気ぃつけえよ」
掛け声を掛けた男と掛けられた男がニヤついた目線を交わした。
二次会まで持ち込んで当日の「獲物」を連れ出す。
予め計画され、分担された仕事だった。


519 名前:大阪さんの不幸な一日 投稿日:04/02/08 13:10 or52ICor

こうして連れ出された――というより拉致されたという方が良いだろう、
大阪こと春日歩(18)が連れ込まれたのは、とあるプレハブ小屋だった。
通称「レイプルーム」という。男たちのサークル・「ハイパーフリーサークル」の活動拠点である。
いつもこの手で連れ込んだ女性を、酔い潰れている裡によってたかって強姦するのである。
と、今回は少々勝手が違ったようだ。
「う……うん……?」
「おい! この女もう目を覚まさせやがったぜ!」
男たちが声を上ずらせる。
朦朧としながらも、大阪は身を起こして辺りを見回しはじめた。
「ちょっと、ここどこなん? あんたらなにすんねん!?」
「押さえろ!」
やむを得ず、力ずくで押さえ込む方針に切り替える。
「嫌やァ! 離してぇな!」
大暴れする大阪を男たちは数人がかりでようやく押さえ込んでいる。
「おいテメエ、クスリちゃんと入れてやがったのかコラ?」
リーダー格の男が別の一人を汚らしいロン毛を振りながら睨みつけた。
「す、すんません!」
「どうしますか、穢田さん?」
「フン」
ロン毛の男は汚らしく薄ら笑いを浮かべて見せると
「こうすんだよ」と大阪の身体の上に馬乗りになった。
そして、大阪の顔面に拳骨を叩きつけた。


520 名前:大阪さんの不幸な一日 投稿日:04/02/08 13:11 or52ICor

「ぶぐぅ! へぶぅ!」
「オラオラオラ!!」
男は全力で大阪の顔面を殴っていた。男はさほど屈強ではないが、しかし十分に成人男性と呼べる体つきである。
そんな男が全力で殴り徹せばどうなるか、言うまでもない。男は血しぶきを浴びながら顔面を連打し続けている。
「ちょっと、やり過ぎっすよ!」
仲間に止められてようやく男は血まみれの拳を止めた。
大阪の顔は潰れかけていた。
「痛いぃ――痛いぃ――」
大阪は、悲鳴というよりは顔面が壊れてしまって泣きやめないようであった。もはや抵抗する力などない。
「よっしゃ! いっちょ犯ったるか!」
男がさっそく、逸物に力を漲らせる。一番槍を勤めるのはこの男の役割である。
ぐったりとした肢体から手早く下着を剥ぎ取ると、ピンクの割れ目に己が汚物を宛がい、押し込んだ。
「痛いぃ! 痛いぃ!」
大阪が再び絶叫する。どうやらまだ処女だったらしい。男は固い抵抗を貫こうと、腰を抱え上げ、
根元まで垂直に捻じ込んでいった。忽ち、鮮血が男のものを包みこむ。
「おっ、おっ、おっ!」
「ひぎぃ!」
そのまま、男はリズミカルなピストン運動をはじめた。愛液の代わりに血液が男根の出し入れを滑らかにする。
快楽を貪る男とは裏腹に、子宮口まで異物を挿入された大阪は白目をむいて口から泡を噴いていた。


521 名前:大阪さんの不幸な一日 投稿日:04/02/08 13:12 or52ICor

「お、俺にもやらせてくださいよ」
「俺も!」
最初は予想外の事態に驚いていた男たちも、次第にいつもの落ち着きを取り戻し、
逸物がむくむくと頭をもたげてきたらしい。情欲を押さえきれない手下の共犯者どもに、
ロン毛は鷹揚に許しをくれてやった。
「ようし、お前ら! 三穴ファックじゃ! ケツの穴と口ん中犯ったらんかい」
「へい!」
「合点!」
男の一人がロン毛の間に割り込むと、逸物を菊門に押し込みはじめる。
もう一人は無理やり大阪の口に逸物をねじ込んだ。
「むぐぅおおおおおおっ!! ぐぶぅぼおおおおおおおっ!!」
大阪がくぐもった声で訳の分からない悲鳴を上げはじめた。破瓜の痛みもさることながら、
もともとはそのような用途を持たない器官に異物を挿入するのである。その苦痛は拷問に等しい。
「ああっ! もうイキますぅ! イク、イクぅ!!」
「ぶぼおっ!!」
大阪の口に挿入していた男が嬌声をあげて腰を震えさせた。
遠慮なく、濃密なザーメンを大阪の口腔から胃袋へと注ぎ込む。
「ひゃははは、もうイッちまったのか? 早えっ!」
「お前、童貞なんじゃねえの?」
別の男たちが口々に囃し立てる。
「うるせえよっ!!」
「次は俺!」
別の男が大阪に突っ込んで行った。男たちの男根は大阪の穴という穴を塞いでも、
まだ余るくらいなのだ。……こうして陵辱は止むことなく続けられた。


522 名前:大阪さんの不幸な一日 投稿日:04/02/08 13:13 or52ICor

集団で振るう暴力に酔った男たちの残虐さはいつもの比ではなかった。
大阪にとっての不幸とは酔いから早く醒め過ぎたことにあった。

輪姦に飽きた男たちが念入りに『写真撮影』をしてから彼女を解放したのは
ようやく丸一日が経過してのことだった。だが、その脅しのネタを使う必要はなかった。
輪姦された大阪はその三日後に自殺したのである。

事件は「ハイパーフリーサークル」の巧みな隠蔽工作と学校側の積極的な協力によって
単なる縊死事件として片付けられた。風評を気にする某大学としては、このような不祥事、
少々のことは目を瞑ってでも揉み消さねばならなかったのである。

「だれもエリートである俺達に刃向かうものなどいない」
そう思い込んだグループの中核はますます増長していった。
あるときなど、さすがに怖気づいたメンバーの一人が「もう止めましょう」と説得した際、
リーダー格の男は「二次会は俺の生き甲斐だ。絶対にやめられぬ」などとうそぶいたという。

「次はどうすっか?」
「こいつあたりでいいんじゃないか?」

男子たちの中心、テーブルの上には「滝野智」と記名された履歴書が散らばっている。
ちなみに、当の彼女は大阪が輪姦されていたとき、
誤って入れられた睡眠薬入りのカクテルを飲んで爆睡していたのであった。


<終わり>



754 名前:>>599 投稿日:04/03/24 03:20 iHrtzQVi

「ん? あいつは……」
谷崎ゆかりは国産350ccのハンドルを握る手を止めると、やおら足元のブレーキ・ペダルを踏みしめた。
ゆかりが車を走らせていたのは、とあるバイパス道である。
橋杙に支えられたバイパス道の下には凡そ数十メートルの虚空が広がっている。
その防護柵の傍らに見慣れた人物の姿を見出した。
「あいつ、なにやってんのよ!!」
ゆかりは慌てて車から飛び出した。下を窺っていたその人物が柵を乗り越え始めたのだ。
ふらふらと、まるで地面に惹き付けられるように。
「やめなさい!!」
叫び、人影がわずかに戸惑う、一瞬をゆかりは駆け抜けた。
少女の重心がほとんど傾斜したとき、柵を跨いで落ちる上半身にゆかりは身体ごとぶつかった。
二人は折り重なるように反対側へと転がり落ちた。
「あ……せんせ……」
放心したように呟く滝野智の真上で、ゆかりは身を起こした。次の瞬間、甲高い音が雨空に響いた。
「馬鹿野郎! お前は何を考えてやがるんだ!!」
思い切り頬をはたかれた智はびっくりしたような目でゆかりを見つめている。
「あ……う……ううっ……」
一切の感情が抜け落ちていた瞳が、揺らぎ、感情がそこから溢れ返った。



755 名前:>>599 投稿日:04/03/24 03:20 iHrtzQVi

智はゆかりの部屋に連れてこられていた。
一頻り泣きじゃくって顔を腫らしていた智は暖かい毛布をかぶってココアを飲んでいた。
湯気を立てて一心にココアを啜っていた。寒くないように、
その上からもう一枚毛布をかけてやると、ゆかりは静かに智の前に腰掛けた。
「何があったのよ」
「…………」
智は黙っていた。いつも喧しい智が顔を腫らして押し黙っている。自殺未遂さえ犯した。
尋常のことではない。何より、智の顔にはいっぱいの青痣がくっきりと浮かんでいた。
泣いている裡には気づかなかったが、それは相当酷いものだったのだ。
「――私は、にゃもなんかと違って口が堅いんだ。話して見ろよ?」
「…………」
じっと自分を見つめるゆかりを少し見つめ返してから、智はわずかに口を開き。少しずつ語り始めた。
その話を、ゆかりはまるで彫刻になったかのように、じっと聞いていた。
常は豊かに喜怒をあらわすその顔は、微動さえしなかった。ただ、じっとその話を。そして。
「――見せてみろ」
智が、そこまで話して同じように固まっていた智が、伏せた面を上げ、暗い目でゆかりを見上げた。
「そんな……でも……」
「いいから見せてみろっ!!」
智がビクッと震え上がる。やがて、おずおずと、一枚一枚。か細く震えながら脱ぎはじめた。
下着がぱさりと落ちる音がして。そして、露わになった。――女、が。……否、かつて女だったものが。
畳の上にポタポタと水滴の染みが広がった。
「――どこだ?」
「……ひぐっ……ぐううっ……ぐおお」
ゆかりは智の襟首を荒々しく掴んで叫んだのだった。
「そいつらはどこにいやがる!? どこだぁっ!?」



756 名前:>>599 投稿日:04/03/24 03:21 iHrtzQVi

――都内某所、とある住宅街。
周りは已に鬱蒼とした闇が、街灯から漏れるわずかの光さえ、木々のざわめきと共に夜の漆黒に溶け込ませている。
その前方に佇むのは一軒のプレハブ小屋、通称を「レイプルーム」と云う。
「あれだな」
念を押すように言うゆかりに、智はただ黙ってこくんと頷いた。
「いくぞ」
黒っぽいレインコートに身を包み、片手には工具箱を提げて、ゆかりは立ち上がった。
砂利道を踏みしめてまっしぐら、敷地へと踏み込んでいく。

智の話によれば、男たちが「保険」として撮影しておいた数々のフィルム・ビデオ類は、
全てあのプレハブ小屋に保管されているのだという。その総数は実に数百点にも上るとも。
(許さない。絶対に許さない……)

――ゆかりの心の中には烈しい焔が燃え上がっていた。憎悪の、復讐の、燃え盛る紅蓮が。

今まで口には出さなかった。悪ふざけをして、煙に巻いて。それでも気恥ずかしいときは、
照れ隠しにそっぽを向いて、一人でそっと微笑んでいた。愛していたのだ。愛しい教え子たちを。
智を、暦を、ちよと、榊を、神楽を、大阪を。……だから、絶対に許せる事ではなかった。

智の顔を見た。ぶくぶくと腫れ上がり、ぐちゃぐちゃに裂けた膣を曝して、気が狂ったように泣き叫んでいた。
「もう、死にたい」と何度もおめき絶叫していた。大阪を、その死を知った。
大阪の遺体はあまりにも酷い状態であったため、葬儀はわずかな身内の間だけで執り行われた。
腐った死体からは蛆が溢れ返っても、それでもまだ葬られなかった。
智は自分が偶々居合わせたから救う事ができた。……だが、大阪は……。


757 名前:>>599 投稿日:04/03/24 03:22 iHrtzQVi

(あいつらを、絶対に許さない。あたしが、討たなくちゃならないんだ。あたしが、仇を……)

男たちへの憎悪が燃え上がる度、同じ分だけ強い自責の痛みがゆかりの胸を刺貫いた。
ゆかりは呪っていた。自らの不甲斐なさを。情けなさを。大阪があれほどむごい目に遭っていたとき、
自分は何も知らないで、ぐーたらといつものだらけた生活を送っていた。
大阪がレイプされてから死ぬまでの三日間、泣き喚き、パンパンに膨れ上がった顔から血の涙を流して、
狂ったように奇声を発していたとき、一体、自分は何をしていたのだろうか?
なぜ、自分はあの子たちの事をもっと気遣ってやれなかったのか。
もっとあの子たちとの間に強い絆をつくってやれなかったのか。
あのとき自分に一言でもいいから相談してくれれば、こんな事にはならなかった。
大阪を、あの子を死なすことはなかった!

男たちが脅しのネタとして保存している写真のネガ。
それさえ上手く回収できれば、あとは警察に訴えて、鬼畜どもに正義の鉄槌を下す事ができる。
その為には、たとい法に触れる行いだって、何だってしてやる。
自分が罪に問われようと、教職を逐われようと、そんな事、知った事じゃあない。

(もう二度と死なせはしない。守るんだ……あたしが、あの子たちを守るんだ)

ゆかりの胸には、ただ、教え子を守ろうと、どんな事をしたって、
あたしがこの子たちを守ってやるんだという想いだけが強く、何よりも強く燃え上がっていた。



758 名前:>>599 投稿日:04/03/24 03:25 iHrtzQVi

「……先生、ここ」
智が指し示す先に物置がある。
プレハブ小屋の丁度裏手、街灯を陰に、衆樹を面にして設置されている、
比較的あたらしい物置。当然、鍵は掛けられている。
「持ってろ」
ゆかりは懐中電灯を智に放り投げると、工具箱を地面に置いた。何やらごつい工具が取り出される。
これで無理やりこじ開けて、智の写真を回収する。後は直ぐ警察に連絡して、証拠を隠滅されないよう、
他の写真類も確保してもらう。ゆかりは電動のこぎりを手に取った、そのとき。

がさり、がさりと背後で物音がした。

「おい、智、どうした?」
咄嗟に振り向いたゆかりに、しかし、返事は無い。それどころか、智の姿まで掻き消えていた。
向かいにはブナ林が鬱蒼と一面に広がっている。その間の闇に溶け消えたように、
後ろで見張りをしていたはずの智の姿は消え失せていた。
「ちょっと、どうしたのよ? 返事をしなさいってば」
声を響かせないように、しかし、闇に透き通るように発した声は、だが、かすかに震えていた。



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