366 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:29 +vWUFlTX
「なあ……ぎゅっとしてくれへん?」
 彼女に言われるままに、俺は彼女の華奢な体をぎゅっと抱きしめた。
歩は、俺の腕の中で目を閉じ、そして顔をそっと持ち上げた。その顔に俺は
唇を近付ける。
「…………」
 軽く唇を合わせ、彼女の髪をそっとかき分け、うなじに触れる。歩が目を
開いた。
「……ええよ」
 俺はうなずき、歩をそっとベッドの上に押し倒した。シーツと、ワンピースが
こすれる音がした。そのワンピースの上から、彼女の胸にそっと触れた。
「歩」
愛しい彼女の名前を呼ぶ。彼女は、潤んだ瞳を向け、そっと微笑んでくれた。
「胸って、揉んでもらうと大きくってなるって言うやん。……全然やなぁ」
「おおさ……歩は、それでいいんだよ」
 歩が、右手で俺のほほをぺちっ、と軽く叩いた。
「全然ようないわ……それと、二人の時はちゃんと歩って呼んで言うたやん。
まちがわんといて……」

367 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:36 +vWUFlTX
 ワンピースの上から、彼女の胸をなで回すようにしながら、唇を合わせた。
こんどは、唇を舌で押し割って、彼女の口に差し込む。唾液を、そっと流し込む。
しばらく彼女の口を蹂躙し、すっ、と唇を離すと、俺の唾液が彼女の口の
周りにたれてしまった。俺が手で拭こうとすると、彼女が自分の舌で舐めとった。
「しわになってまうから、な」
 歩が軽く俺を押す。俺が体を離すと、彼女はちょっとはにかんだ表情を
見せながら、ワンピースを脱ぎ、そっと畳んでベッドの脇に置いた。ブラジャーも
外して、再び彼女はベッドの上に仰向けになる。
「やっぱり恥ずかしいわ……。あんたのほうが胸あるように見えるぐらいやし。
明るぅしてしたいなんてリクエストに応えるんやなかったわ。今からでも電気
……ん……んふ」
 俺は彼女の要望には応えず、乳首を口に含み、舌先でいじめた。これだけ
はっきりと彼女の体を見るのは、何回もしているにもかかわらず初めてだ。
それが、いっそう俺を興奮させる。でも、だからといって興奮のままに華奢な
彼女を乱暴に扱う気にはなれない。
「……赤ちゃんにおっぱいあげるとこやのに、なんで気持ちええんやろか」
「そんなこと聞かれてもなぁ」
 こんな時でも、歩は歩だった。何も考えていないようで、つねに何かを
考えている。不意に、歩が俺の胸に触れた。すっと撫で、そして俺の乳首を
くにくにとつまんだ。「あっ……」と、不覚にも声が上がる。


368 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:37 +vWUFlTX
「男の子でも、気持ちええんや」
くすくすと笑いながら、歩は俺の乳首をいじり続ける。
「にゃもせんせーの言うたとおりや」
「え? く、黒沢先生に俺たちのこと話したのか?」
歩が今度は俺の耳に触れた。胸と同じように、くにくにと耳たぶをいじる。
「そんなわけないやん。前に一緒に飲んだ時にいろいろ教えてくれたんやで」
「飲んだって……っておい! いろいろ教えてくれたってまさか……」
「ふふ……何を慌てとるのん。別に変なことされたわけやないよ。酔うたら
にゃもせんせーいろいろ喋ってくれたんやー。飲んだ言うても私はジュース
やったしな。……うーん、あんた首は平気なん?」
 俺は安堵すると同時に、歩がそうやって積極的にしてくれること自体に
一気に興奮が燃え上がった。
「首が好きなのは、歩だろ」
歩の首筋に興奮をぶつける。唾液をたっぷりと使い、舐めまくる。
「ふあ……な、何を怒っとるん?」
「怒ってない」
 今度は彼女の股間に手を持っていく。下着の上から、ぐにぐにといじくる。
「あ、いややぁ……。そんなにしたら、んっ……あ、あかんて」
耳を甘噛みする。
「……! あ、いやや! こわい! こわいわぁ! ぎゅっとして、
ぎゅっとしてぇ……」

369 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:39 +vWUFlTX
愛撫を中断されるのは惜しかったが、歩の望む通り、ぎゅっと抱きしめてやった。
「はぁ……な、なんか体じゅう、ぶわぁってなって、さぶいぼ立ちそうで、
こ、こわかったわぁ……。やっぱこうしとる方が安心やな……んっ」
 歩は優しく抱かれたり、軽くキスされる方が気持ち的には幸せらしいが、
男の俺はなかなかそうはいかない。歩のパンツを降ろし、指であそこを開き、
内側を撫でる。そして、クリトリスに触れてやる。
「あ……あ、あかんて。また、びりびりって……」
「それは気持ちいいってことだろ?」
逃げようとする歩の腰を押さえ、クリトリスを、皮の上から愛撫する。
「こんなになってるんだな」
「! いやぁ! せ、せやから明るいの嫌や言うたやん! っ、あ、あん!」
俺もたまらなくなって、ついに口をつけた。
「は、はあ、あぅっ……も、もっと優しゅう……ふ、ふえ……」
 俺のたどたどしい舌でも歩が反応してくれるのが嬉しくて、もっともっと
感じさせたくなる。やがて、歩がせっぱ詰まった声をあげた。
「あ、あかん! やめてぇ! ふわぁって、ふわぁってなってまう! いややぁ!
あっ、あ……。…………っ」
「歩……」
 目を閉じ、顔を赤くし、うっすらと汗をかいている歩。髪の毛がほほに
何本か張り付いているのが、なぜかいやらしく感じた。


370 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:39 +vWUFlTX
「……いってもた……。二回目や……」
 歩が俺との行為でいったのは、すでに何度もしているにもかかわらず、
これで二回目だ。もっとも、本人の自己申告だし、男のように精液が出るわけでも
ないので俺にはよく分からない。
「ごめんな、俺がうまくないから、まだ二回……」
「何を言うとるのん?」
 歩が、俺の言葉を聞きちょっと怒った目で俺を見た。まだうまく動けない
ようだが。
「うれしいんやから、そんなこと言わんといて……」
「あ、ああ、ごめん」
「……それにな」
 しゅんとなった俺に歩が微笑んだ。
「最初は、あんまり気持ちようない。けど、何回もしてるうちに、慣れてきて、
すごくようなる……って、にゃもせんせーも言うとったで」
「……すげえ性教育だな」
 ちょっと呆れた俺を、歩が真顔にもどって促す。
「ええよ。今やったら、さっきの気持ちええのが残っとるから……」

371 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:40 +vWUFlTX
 俺はうなずいた。歩の入り口に、ゴムを付けたペニスをあてがった。
「私も、あんたのを舐められたら、あんたも私みたいに気持ちようなって
もらえるのになぁ」
「そんな無理はしなくていいよ。ありゃビデオとか漫画とかだろ」
「でも、搾り取れるんやって」
「それも黒沢先生か?」
「うん……っ、うっ、はんっ! あぁ……」
 俺のペニスが、歩に包まれた。さすがに、もう失敗せずに入るし、
痛みもないようだ。
「搾り取られるのはちょっとなぁ。動くぞ」
 歩がこくりとうなずいた。すぐにぬめりが俺のペニスに感じられた。
確かにそれこそ舐めてもらった方が、刺激としては気持ちいいのかもしれないが、
この精神的な一体感は、オナニーや手で触ってもらうのとは比べようもない。
力の限り腰を振りたい衝動に駆られるが、華奢な歩を傷つけてはいけないと思い、
なんとか自分をセーブする。
「一緒に、なっとるんやなぁ……あ……はぁ……ん………」
 歩の声が上がるのを聞き、俺はいかせられるかもしれないと思って必死になる。
しかし、すぐに歩の中の快感の炎は小さくなってしまうようだ。
「は……体、くっつけて……名前、んっ、よんで……」
俺が困っているのが分かったのか、歩がそう言った。俺はなるべく彼女と
俺の体が触れる部分を多くした。


372 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:41 +vWUFlTX
「歩……俺、好きなんだからな」
「私も、私もやぁ……っ。あ、い、いまの……そ、そうしてぇ……ふ、ぁ……」
 歩が、感じたと言う動きをなんとか繰り返そうと動いた。もう一度。もう一度。
「あ、あかん……ん……あっ……さ、さっきの気分と混ざって……ふえっ、
こ、こわい、こわいわぁ……んん……やっ……!」
「こわくない、こわくないぞ。俺が、ここにいるんだからな」
何度も、何度も、歩の感じた動きを繰り返してやる。しかし、だんだん微妙に
さっきの動きとはずれてきた。
「あ……そ、それも、ふぅ、え、ええかもしれへん。はぁ、な、なんか、
分からへん……い、いやぁ!」
 歩の様子が変わった。俺は必死に動く。
「なんか、ふえ、んっ! 分からへん……あっ、んっ、ん……んんっ、ひっ、
ふ、ふあっとなるっ! ああっ、あっ、あ……!! ……んっ」
 この表情は……さっきと同じ?
「……あ、ふぅっ、い、いってもた。はぁっ……ありがとう……ま、まだ動くのん?」
「お、俺、まだだから!」
俺は、嬉しさと興奮でなかば訳が分からなくなった。ただ、ペニスにものすごい
力がみなぎっているのだけは分かる。
「ええよっ! あんたも、気持ちようなって。 はぅ、ああっ、う、うごいとるの
分かるで……。お願いや、私で、気持ちようなってや……」
「う、うぅ……お、おおさかぁ!」
どくどくと吐き出した。ゴムを付けているはずなのに、全部、歩に吸い込まれる
ような気分だ……。
「うれしい……うれしいわぁ……」
 歩の、涙声だけが聞こえていた。


373 名前:大阪とちゃうねん 投稿日:03/09/22 01:41 +vWUFlTX
「あかんやん! ちゃんと、ちゃんと歩って呼んでって言うたやん!」
 歩は、さっき俺がいく時に大阪と叫んでしまったのを怒っていた。
「そんなの、なあ、どっちでも一緒だからいいだろ?」
「全然違うわ! あんた、わかってへん!」
歩が右手を振り上げた。平手打ちを覚悟した。……だが。
「…………」
歩の手は、そっと俺のほほに触れた。
「ちゃんと、ちゃんと私の名前呼べるようになるように、な」
「……歩」
 俺は再び、歩をそっと押し倒した。
「ちゃんと呼べんかったら、ほんまに搾り取るで?」
俺は歩が黒沢先生に実技研修を受けないことを祈った。

(おわり)


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