263 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 00:58 FJk+YVUR
 ここは美浜邸のちよの部屋。ちよと、そしてちよと同じぐらいの歳の少年が
向かい合って座っている。少年は、こわばった面持ちで、ちよの顔を見ず下を
向いて座っている。呼び鈴が鳴り、ちよが玄関に出ていった。しばらくして、
榊を伴って戻ってきた。
「榊さん、ただし君ちゃんと来てくれました」
榊は、ただし君とちよに呼ばれた少年にちょっと不器用に微笑みかけたが、
少年はその微笑みを見て背筋を伸ばし、体を固くした。
 それからしばらく、榊はちよの隣に座り、他愛もないおしゃべりをしていた。
少年は全く会話に入れずに、ぼそぼそとお菓子を食べているだけだった。
ちよが入れたコーヒーの二杯目を飲み干したところで、榊が少年の方を見た。
「そろそろ、始めようか」
 そう言うと、素早く少年の後ろに回り、そっと少年を抱いた。そして手を彼の
ふとももに肩ごしに伸ばしそっと撫でる。彼は動けない。されるがままである。
逃げても無駄だということを、体がしっかり記憶してしまっている。
「榊さん、ただし君、半ズボンをはいてきてって言ったのにジャージで
来ちゃったんですよ!」
 ちよが少年をなじる。
「そうだね……なんで半ズボンはいてきてくれなかったのかな?」
撫でながら榊も問うが、彼は硬直して動けない。喉が動き、ごくりとつばを飲み
込んだのがはた目からもはっきりと分かった。

264 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 00:59 FJk+YVUR
「ねえ、どうして?」
 口調こそ穏やかだが、少年を抱く手にさっきより力がこもる。それを
感じ、ますます彼は身を固くする。目は泳ぎ、口を半開きにしておびえている。
「ただしくん! 榊さんが訊いているの! 答えなさい!」
ちよがぐっとせまるも、少年は動かない。
「ただし君、こっちを見て」
榊の声にも、彼は動かない。
「……そんなに私が嫌いなのか?」
 トーンの下がった榊の声に、おそるおそる哀れな少年は振り返った。目には
すでに涙が浮かんでいる。かすれた声で
「ちがいます……」
とだけつぶやいた。
「こんどから、お姉さんの言うことちゃんと聞いて、ね」
 軽い微笑みと穏やかな声で諭した。しかし、目は笑っていない。少年は
「は……い」
とだけ言うのが精いっぱいだった。

265 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 00:59 FJk+YVUR
「榊さーん。ただし君ったら、もうこんなになってますよ! エッチで
しょうがない人ですね!」
 ちよの指差す先に、股間のジャージが盛り上がっていた。大きな怖い
お姉さんに圧倒されながらも、そのお姉さんに密着していることにより感じた
体温と、胸の柔らかさと、撫でられる刺激と、抱擁の心地よさに、まだ幼いなりの
性的興奮を覚えていた。性に目覚め始めたばかりのこの年ごろの少年に堪えろと
言うほうが難しい。
「仕方ない。男の子だから」
 言いながら、胸をさらに押し付けて、指を少年のあごにかける。
「けど、我慢は覚えないといけない」
榊の手が、ジャージのウエストから少年の股間にするりと潜り込んだ。びくっと
少年の体が動き、顔が一気に赤に染まる。そして、ペニスがぐっと固くなる。
「ただし君は、私が同じクラスにいた時も、女の子の方を変な目で見てたん
ですよ! ひどいです! 罰を受けるべきです!」
 その言葉に、ただし君が許しを乞うようにちよと榊の顔を交互に見た。
無駄な努力だと悟っていながら。
「けど、こんなのも、かわいいよ」
言いながら、もぞもぞとしごくでも揉むでもなしに適当に指を這わせた。
それだけでも、この少年は十分な快感と興奮を受け、ため息を漏らす。
それに満足して、普段余り笑わない彼女はくすっと小さな笑い声を上げた。

266 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:00 FJk+YVUR
「脱ごうか」
 もう片方の手をジャージの腰にかけて、すでに真っ赤になった耳元にささやく。
少年は首をふる。
「でも、このままじゃこの中をどろどろにしてしまう……。お母さんに怒られても
いいのか?」
「ただしくん! もう、せっかく榊さんが気を使ってくれてるのに! さっさと
脱ぎなさい!」
ちよも一緒になって彼のジャージを引きずり下ろした。あきらめということを
すでに覚えてしまった少年は、抵抗しなかった。腰を浮かし、女の子とお姉さんの
することに協力する。
「そう……。素直なのが一番だ。かわいいよ……」
 眼前に現れた白いブリーフと、それを持ち上げるまだ幼い性器に興奮を覚えながら
うっとりと榊がつぶやく。そして、少年のそれを覆う最後の布が脱がされた。
「じゃあ、我慢しようね」
 皮の上からぐにぐにと揉まれ、少年にますます力がこもる。
「出そうになったら、ちゃんと言って、いいって言われるまで我慢しなさい!
この前みたいなことは、私も榊さんも許さないんだから!」
ちよが少年の顔を睨み付けながらくぎを刺す。少年は、初めて尿以外の液体を
ほとばしらせたあの日の経験を思い出した。その時の恐怖を反芻すると同時に、
あの時の感覚をまた味わえると思ってしまい、ますます性器が固くなってしまう。
「楽しかったこと……思い出した?」
 図星をさされ、慌てて首を振るも、ペニスが限界までこわばっている状態では
説得力がない。榊が手の動きを速めた。

267 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:01 FJk+YVUR
「う、うあっ! で、でちゃいます……」
 それだけで、哀れな少年は危険を訴える。事実、もう彼には余裕はなかった。
「情けない! もっと我慢したらどうなの?!」
「そうだね……もうちょっと我慢しないと」
 すぐに女の子とお姉さんに止められるが、幼い彼は堪え方を知らない。
覚えたばかりの性の興奮と、おしおきの恐怖が彼の心をいっぱいに満たして、
そして弾けた。背筋までも震わせて、彼は快感に屈した。榊は、手のひらで
包むようにして受け止めた。手の中でびくびくと痙攣するペニスに、静かに喜ぶ。
「元気いいな……」
「もう、ただし君ったら……。なにをやってるの! そんな我慢もできないの?!」
ちよが少年を罵倒した。
 一方、榊は、汚された手を開いて、じっと見ている。
「少なくないか……?」
少年の耳元でささやきかける。
「この前より少ない……。もしかして、一人で……出したのか?」
 哀れな少年は、快感の絶頂から一気に恐怖のどん底にたたき落とされた。
目は泳ぎ、口はからからに渇く。ここで、前回と今回の間にした自慰行為を
知られたら、どうなるかわからない。そう思い、絶望に浸る。
無理やり覚えさせられてしまった快感を忘れられずにしてしまった自慰行為を、
心から後悔した。もうその後悔は遅すぎたが。

268 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:01 FJk+YVUR
「ただしくん。ちゃんと答えなさい!」
「し、してないです……」
 少年は精いっぱいの嘘をついた。
「そんなので私と榊さんはごまかせないのよ!」
「ほんとに、してないです……」
恐怖に身をすくませる。榊はウエットティッシュで手の汚れを拭き取った。
「嘘をつく子には……それなりのしつけが必要なんだ」
榊の手が彼の玉をつかみ、軽く、しかししっかりと感じられるぐらいの力を
こめた。
「で、でも、ほんとに……」
「ただし、くん」
榊が、少年の顔を覗き込んだ。
「私には、本当のことが言えないのか?」
少年は、蛇ににらまれた少年も同然だった。
「どうなんだ……?!」
静まり返った部屋。沈黙が哀れな少年には激しく痛く感じられる。
「そうか……。じゃあ嘘はいけないってことを教え……」
「……ました」
 少年はぽろぽろと涙を落とした。
「聞こえない。もっとはっきりいいなさい!」
「……自分で、しました。うっ、うえっ……えぐっ……」
少年はついに嗚咽を上げた。ちよは軽蔑のまなざしを浴びせた。が、榊は、
いとおしむようにそっと彼を抱いた。

269 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:02 FJk+YVUR
「そう……。ちゃんと素直に言ってくれればいいんだ。大丈夫」
 少年の目に、さっきとはうってかわって優しく、慈愛に満ちた榊の顔が
飛び込んできた。気を許すべき相手ではないと思っていながらも、つい優しさに
少年は心を開いてしまう。それが命取りだと分かっていながらも。
「よく言えた……。大丈夫だから。できないことは、練習すればいい」
 榊の手が再び少年の股間に伸ばされた。
「ちゃんと我慢できたら……」
榊は、柄にもなく自分がどぎまぎしているのを感じた。それを不器用に
隠しつつ、言う。
「お姉さんの胸……ちょっとだけ、触らせてあげてもいい」
 ちよが驚いて叫ぶ。
「さ、榊さん! だめですよそんなの! 甘やかしすぎです! ただし君も!
なに大きくしてるの! いやらしい! すけべ!」
期待と快感でペニスが立ち上がったことに、少年は大いに慌てた。だが、
容赦なく榊は指を這わせる。
「いいんだ、ちよちゃん。それじゃ、我慢、しようね……」
「は……い」
「榊さん……」
「いいんだ」
 榊の指が、少年のペニスを愛撫する。動きはぎこちないが、少年には
十分すぎた。
「こんなに早く元気になってくれたんだね」
「……さん」
「ん?」
「もう、出……あっ」
 あっけなく危機に陥ったことを少年が知らせると、榊はぎゅっと力を込めて、
危機を押さえ込んだ。
「……ほんとにちゃんと止まるんだ。あ、いや、しっかり我慢しなきゃいけない。
いいね……?」
最近にわかに仕入れた知識が役に立ったことに驚き、そして慌ててそれを
ごまかした。少年はこくこくとうなづいた。ちよは、魂を奪われたように二人の
姿を見ている。榊は、押さえ込みながら反対の手で愛撫を再開した。

270 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:03 FJk+YVUR
「……っ。あっ……」
「かわいい……女の子みたいな声だね」
 うっとりして、ますます榊は愛撫を激しくする。少年の目はすでに焦点が
合っていない。ただ快感に飲まれ、それを無理やり堪えさせられるだけだった。
「ちょっとゆるめるよ……。我慢だよ」
「ひっ……」
押さえつけた指をゆるめたとたん、ペニスが跳ねるのを感じ、また押さえ直した。
「だめだ。ちゃんと我慢して。男の子だから、できるよね?」
「は、ひ……」
わずかに液体が漏れたが、榊は見なかったふりをした。
「じゃあ、私と百まで数えよう。それまで我慢できたら、ごほうびをあげる」
「え……」
「じゃあいくよ。いーち、にーい、さーん……」
 まるで少年よりもっと幼い子供と風呂につかるときのように、数を数え
始めた榊。愛撫の手と、押さえ込む手はゆるめない。
「じゅーいち、じゅーに、じゅーさん……」
「じゅ、じゅーし、じゅーご……」
 奇妙な数え歌が始まった。
「さんじゅーなな、さんじゅーはち、さんじゅーく……」
「よ……よんじゅ……うっ……よんじゅ……いーち……」
愛撫の快感と押さえつけられる苦痛の中、身悶えながら必死に少年は数を
数えた。ときどき波が引くように興奮がおさまるが、すぐに余裕がなくなって
必死にこみあげる感覚を押さえる。

271 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:04 FJk+YVUR
「ごじゅーご、ごじゅーろく……」
「お、おね……さん」
「ん?」
「も……だめ……」
 榊が、じっと少年の目を見た。
「本当に、もうだめなのか?」
「は……い……。お、おねえさん……たすけ……」
「じゃあ……」
「はい……」
榊の顔が、ちょっと切なげになる。
「ごほうびは無しだけど、許してあげる……」
「は、はい……」
 次の瞬間、愛撫が激しくなる。ぐりぐりと暴力的にしごきあげ、玉も
撫でまわす。ペニスがはち切れそうにふくれ、痙攣する。
「ぼく、でちゃう! でちゃいますぅ! ああああっ!」
その絶叫を聞いた瞬間、押さえつけていた榊の指が一気に緩んだ。
「あ、ああ……あう……あう……」
「元気、だね……」
溶けてしまった表情の少年をながめ、榊は満足げに微笑んだ。
「かわいいなぁ……」

272 名前:a pretty kitten 投稿日:04/01/04 01:06 FJk+YVUR
 呆然と二人を眺めていたちよが、はっとなって気がついた。
「た、ただしくん……! ちゃんと我慢しなきゃだめじゃないですか」
だが、榊がちよを制した。
「いいんだ」
「え?」
「いいんだ。よく頑張ったね、ただし君……」
「……はい」
「こんどは、もっと我慢しよう。……このことは、大人の人には内緒だよ。
きみも、叱られたくないよね。それと、こんどまで自分でしちゃいけない。
いいね?」
少年は、まだ夢の中にいるような顔でゆっくりとうなずいた。

 帰っていく少年をちよと榊は窓から眺めていた。
「榊さん……。やっぱり甘やかしすぎですよ」
不満げなちよに榊が言う。
「いや。しつけには、厳しくする時は厳しくしなきゃいけないけど、優しく
する時は思いっきり優しくしなきゃいけないんだ」
「そうですか……」
 ちよはしぶしぶ納得した。
「それよりも……アルバム見せてくれるかな?」
「あっ、はーい」
 ちよが、かつての同級生の写った学校のアルバムを取り出してきた。
「次は誰にしますか?」
「そうだね……この子、かわいいな」
「けっこう、生意気ですよ。ただし君みたいに素直じゃないです」
榊は、くすっと笑った。
「それは、しつけがいがありそうだ。楽しそうだな……」

(終)


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