
- 116 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/22 08:29 OkgAEcsH
- 1/
「……ただいま」
「おかえり!お姉ちゃん」
玄関に響いた声の主を出迎える。
腰まである長い黒髪の女子高生、それがボクのお姉ちゃん。
靴を脱ぎながらボクに話しかけてくる。
「浩美、ちょっとお願いがあるんだけど……」
「どんなこと?」
「あとで私の部屋に来てくれないかな……」
「いいけど……」
そう言うとお姉ちゃんは自分の部屋に入っていった。
手に持った紙袋が気になる。
また、アレなのかな……。
お姉ちゃんは、美人だ。
運動神経もバツグンで、勉強だってバッチリ!
一見怖そうに見えるけど、ボクが困っているといつでも助けてくれる。
とってもやさしいお姉ちゃん。
でも……そんなお姉ちゃんにもちょっと困ったところがあるんだ。
- 117 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/22 08:30 OkgAEcsH
- 2/
(コンコン!)
お姉ちゃんの部屋をノックする。
「浩美?入っていいよ」
その声を聞いてゆっくりとドアを開けると……。
「見てよ!このワンピース! カワイイでしょ?」
レースやリボンの飾りが付いた純白のワンピースを抱えて
うれしそうにはしゃいでいる。
お姉ちゃんのそんな姿を見て、ボクはそのまま
まわれ右してそっと部屋を逃げ出そうとした。
「……待って」
お姉ちゃんが捨てられた犬のような目でボクを見ている。
そんな目で見られても。
わかり切っていたけれど、聞いてみる。
「もしかして、またボクにそれを着せるの?」
「……うん、ダメ?」
切れ長の目がじっとボクを見つめている。
- 118 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/22 08:32 OkgAEcsH
- 3/
ムダだと思ったけど、反論してみる。
「だってボク、男だし……」
「大丈夫、浩美はカワイイからきっと似合うよ」
「お父さんやお母さんに見つかったら……」
「ふたりとも親戚の結婚式に出かけたよ?」
「サイズとか合わないと思うし……」
「ちゃんと浩美のサイズに合わせて買ってきた」
「髪の毛は……」
「カツラで……」
いつの間にそんな物まで用意したんだろうと思いながらも
結局押し切られてしまった……。
ふだんはあんなに控えめなのに、なんでこういう時だけ強引になるのかなあ。
- 119 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/22 08:33 OkgAEcsH
- 4/
「じゃあ……着替えさせてあげる」
お姉ちゃんはボクの前にひざまづいて、シャツのボタンを外そうとする。
「お、お姉ちゃん!自分で脱ぐからっ!」
「お姉ちゃんに任せて……浩美のことは赤ちゃんのころから
ずうっと面倒みてきたんだもの」
「そ、そうじゃなくって!ちゃんと着られるって!」
「決心がにぶるといけないし……」
反論している間にもつぎつぎと服を脱がされてしまい、
いつの間にかパンツ一丁にされてしまった。
「ダ、ダメだって!パンツだけは許して!」
「ダメ」
必死になって抵抗したけど、弱いところをくすぐられたスキに
あっさりとパンツまで脱がされてしまった。
- 120 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/22 08:35 OkgAEcsH
- 5/
「ううっ……ひどいや姉さん」
オチンチンを手で隠しながら、情けない姿でうずくまる。
お姉ちゃんはボクの文句には耳をかさず、
嬉しそうな顔でパンツ選びに夢中だ。
「ねここねこのパンツとレース飾りのパンツ……どっちが似合うかな?」
両手にパンツを持ちながら、首を傾げて尋ねてくる。
「どっちでもいいから早く履かせてよぉ……」
お姉ちゃんの前で裸になるのは初めてのことじゃないけど、
こんな情けない格好は早く終わらせたかった。
「白いワンピースと合いそうなのはレースの飾りが付いたほうだけど
ねここねこも捨てがたいし」
「じゃあ、ねここねこでいいからっ!」
「……迷うなあ」
「どうして自分で履けないようなパンツを買うの?」
「カワイイから、つい……」
- 163 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/28 14:19 ncQ3hGfJ
- >>120の続き
6/
「これに決めた」
お姉ちゃんが差し出したパンツをあわてて履く。
履いてしまってからあらためて自分の姿を見直すと……。
(は、はずかし――――!)
小さなリボンの飾りがついたパンツは、前のほうだけもっこりと盛り上がって
いかにも”オトコノコ”な感じだった。
(これはちょっと……マズイよ)と思ったら
お姉ちゃんは真剣な表情でパンツの位置を直してくれている。
リボンが左右に偏らないように……。
パンツの”もっこり”が少なくなるように……。
- 164 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/28 14:20 ncQ3hGfJ
- 7/
そうやってお姉ちゃんがパンツを整えてくれているうちに
なんだかオチンチンの先が突っ張るような感覚が……。
「あっ、ダメっ!」
前を抑えるヒマもなく、ムクムクと起き上がったオチンチンがパンツの上から
顔を出してしまう。
お姉ちゃんの目の前でオチンチンを大きくしてしまった恥ずかしさで
ボクはもう死んでしまいそうだった。
お姉ちゃんと目が合う。
「気にしない……まかせて」
何を言うでもなくいつもの優しい目で返されて、ボクは少し落ち着いた。
- 165 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/05/28 14:22 ncQ3hGfJ
- 8/
お姉ちゃんは少し考え込むと、ボクの履いていたパンツを膝まで下ろしてしまう。
それでもオチンチンは起き上がったままだ。
「驚かないでね……」
お姉ちゃんはそういうと、いきなり左手を先っちょにそえてさすりだした。
右手は袋を支えてくれている。
ボクは不意打ちにあったけど、なんとなく声を出しちゃいけない気がして
そのまま黙っていた。
お姉ちゃんが手をさするたびにビクビクと動いてしまう。
なんだか落ち着かない感じ……。
ふっ……と力が抜けた瞬間、先っちょのほうから粘っこい液がじゅるじゅると出てきた。
鼻水みたいなそれをウエットティッシュで拭き取られると、
オチンチンは朝顔のようにしぼんでいた。
- 187 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/06/05 08:48 6a+y3raj
- >>165からの続き。
それからのボクはなんだかポーッとしてしまって、
なんだかどうでもよくなってしまった。
お姉ちゃんはボクに着せる服をああでもない、こうでもないと
取っ替え引っ替えしながら悩んでいる。
楽しそうだなあ……。
女の子ってリボンひとつ選ぶのにもこんなに工夫してるんだ。
いつもお姉ちゃんに女装させられるときは恥ずかしさが先に立って
こんなことを考える余裕なんてないんだけど
今日はは不思議と落ち着いている。
- 188 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/06/05 08:49 6a+y3raj
- 我に返ったときには、既に着せ替えは終わっていて
立ち鏡の中に映し出されているのはひとりのオンナノコだった。
短めに切り揃えられた髪を飾る赤いリボン。
涼しげに膝小僧までを包むふわふわの白いワンピース。
棒のように細い足には黄色いソックス。
バランスとかじゃなくてカワイイの一言でまとめられたセンス。
これが今のボクだった。
お姉ちゃんが後ろから肩を抱くように耳元へささやく。
「カワイイよ……浩美」
あらためて言われると、また恥ずかしさが込み上げてきた。
- 190 名前:榊さんの着せ替え人形 ◆AM2/SAKAKI 投稿日:04/06/05 08:54 6a+y3raj
- ふと思いついて、スカートを横からつまみ上げてみる。
鏡に映すと、お尻のほうにねここねこのプリントが見えた。
「やっぱり、ねここねこにしたんだ」
手持ち無沙汰にそう言うと、お姉ちゃんは恥ずかしげに
「うん、お姉ちゃんにはそのサイズ……履けないから」
昔からそうだ。
カワイイものが大好きなのに、カワイイものとは縁遠いお姉ちゃん。
ボクが転んで膝を擦りむいたときも、優しくなぐさめてくれた。
そんな優しいお姉ちゃん。
ボクを見つめる視線は、どことなく羨ましげにみえた。