103 名前:大王フェスティバル 投稿日:03/08/08 11:40 NHjKHnkU
~プロローグ~
ある春の日、俺は親父の転勤という、ありきたりな理由でこの町に越してきた。
この町には私立校があると言うのでそこへ転入することになった。

「堀江君、こちらが2年3組担任の谷崎先生だ。」
「どーも、谷崎ゆかりです。」
受験係の先生と共に担任がやって来た。ゆかり先生は俺を見て少しニヤケていた。
教室へ向かう途中で、
「アンタって運動神経とか、いい方?」
「え?…そこそこありますが?」
「そう…」
「?」
いきなり何を聞いてくるんだ?と、戸惑いながら俺は先生の後について行った。



104 名前:大王フェスティバル 投稿日:03/08/08 11:41 NHjKHnkU
「君はここで待ってなさい。」
先生は俺を廊下に待たせ、戸の前で大きく息を吸い、
「オラァ!席つけぇ!」
戸を勢いよく開けるや否や先生の怒号。数人の女子は、
「へーい。」「アア、席つかんと。」
などと言っていたが、俺を含め殆どの生徒はビビッテいた。
先生は教室に入りHRを始めた。
戸越しに聞こえてくる話しを聞く限り、先生はクラスの殆どの生徒と1年の時に一緒だったらしい。
次にクラス委員長の話し。その時俺は少し驚いた。教室から子供の声がしたのだ。
直後、女子二人の口論が聞こえたが俺は聞いてなかった。
クラス委員長の正体が知りたくて仕方が無かったのだ。


105 名前:大王フェスティバル 投稿日:03/08/08 11:42 NHjKHnkU
「そして、新戦力がきました!入ってきなさーい。」
俺が教室に入ると生徒たちは、「ふーん。」と口々にした。
「ほら、自己紹介なさい。」
「エ、と…堀江って言います。よろしくお願いします。」
「んーと、アンタはそこ、水原の隣ね。」
俺は言われた通りに席についた。
隣の水原は茶髪のロングヘアーで眼鏡をかけていて、いかにも「デキル奴」って感じだった。
「隣か、宜しく頼む。」
「いや、こちらこそ何も知らないんで。」
かくしてHRが終わった。


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