772 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:16 ID:bNzl9zmq
「ほら、神楽。動いちゃダメだ」
「ん、ああ」
 私は神楽の耳掃除をしていた。普段は耳を隠している髪の毛をかき分けて、
ゆっくり、丹念に。
「悪いな、榊」
目だけをこっちに向けたつもりで、神楽が礼を言った。だが、無意識に
頭を動かすので、危なっかしくてしょうがない。
「これぐらい、普段神楽がしてくれていることに比べれば何でもない」
 言いつつ、神楽の頭をもとの向きに戻し、軽く押さえて、
「頭を動かさないでくれ」
と念を押した。
「ああ、すまん」
神楽は素直に従ってくれた。
「でも、私が普段してくれることって何だ? 私何かしたか?」
神楽が首をひねろうとしたのを、慌てて押さえつけた。
「動かないで。……そうだね、いろいろある」
 神楽の耳は、だいぶきれいになってきた。


773 名前: ?¨?|?? 投稿日: 03/07/06 15:17 ID:bNzl9zmq
 私は、口下手で無愛想だから、なかなか他人とはうまく付き合えなかった。
それでも、高校に入って何人か友達ができた。初めて友達だけで旅行にも
行った。でも、友達と言っても、やはり私はグループ内でみんなとは少し
距離が離れていた。私が悪いとは言え、寂しかった。
 だが神楽は、私との距離を一気につめてくれた。最初はその強引さに
戸惑ったけれど、慣れてしまえばそれはとても心地よかった。
 私と神楽との関係は、神楽が一方的に与えてくれる関係だった。
神楽は毎日私に話しかけてくれたし、一緒にお弁当も食べてくれた。
引っ込み思案な私をぐいぐい引っぱってくれた。神楽が好意でいろいろな
ことをしてくれるのは、すごくうれしかった。
 受けてばかりじゃ悪いと思い、私も神楽に何かあげようとした。
宿題を見せてくれと言われれば、見せてあげたし、極力話し相手になるようにも
つとめた。だけど、そんな関係だけでは私は満足できなくなっていた。

 私は、生まれて初めて自分の想いを人に伝えた。もちろん、相手は
神楽だった。


774 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:18 ID:bNzl9zmq
「まだ終わってないよ」
 私が耳かきを使うのをやめたため、起き上がろうとした神楽を止めた。
「なんだ、まだか」
神楽は再び私の太ももの上に頭を置いた。私は神楽に内緒で用意していた
ウエットティッシュを取り出し、神楽の耳に近付けた。
「ひゃっ!」
 ウエットティッシュが神楽の耳に触れた瞬間、神楽がビクッと体を震わせた。
神楽は、普段耳を髪の中に完全に隠してしまっている。かわいい耳を
見せてくれるのは、私にだけかもしれない。
「ここもきれいにしよう」
 私は、ウエットティッシュで神楽の耳たぶを丁寧に拭いていった。
神楽は黙ってされるがままになっていた。
 私は拭きながら、神楽の耳たぶを優しく揉んだ。神楽の肉体は
鍛え上げられていて、彼女の意志のように固い。だが、耳たぶは柔らかい。
そして、この柔らかい耳たぶからなら、固い彼女の意志も崩せるのだ。
そのことを知っているのは、私と神楽だけだと信じたい。


775 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:19 ID:bNzl9zmq
「…………」
 神楽は私が拭くのを止めてただ耳を揉んでも黙ったままだった。
私のすることの予想はついているのだろう。
「楽にして」
そう声をかけて、私は神楽の耳に唇を当てた。軽く耳に息を吹きかけた。
「んんっ」
堪えかねたのか、神楽が小さな声をあげた。
「いつも敏感だな」
 そう言うと、私は、いとおしい神楽の耳たぶを、上下の唇で優しくはさんだ。
神楽が弱々しく抗議した。
「耳掃除じゃ、ないのかよ……」
だが、神楽は私をはねのけようとか、そういうことはしなかった。
 そのまま、唇の力を微妙に入れたり抜いたりしながら、ゆっくりと
私の頭を横に移動させた。唇で、耳たぶをはみはみすると
神楽は小さく吐息を漏らした。こんどは、唇で耳たぶをはさんだまま
唇の隙間から舌を出して、ちろちろと舐めた。神楽は声を
あげたくないのか、ふーっ、ふーっと息をして我慢しているようだ。
私はその攻撃を続けつつも、意識的に鼻から息を吐いて息で神楽の耳を
なで上げた。神楽の背筋が震えるのが分かった。


776 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:22 ID:bNzl9zmq
「やっぱり、敏感だからいつも隠しているのか?」
 私がそう訊くと、神楽は赤くなっていた耳たぶをもっと赤らめて、
「そんなんじゃねえ」
とだけ答えた。
「じゃあたまには耳を出す髪型をして欲しいな。学校で触らせてくれないか」
「そ、それはダメ……それはダメ……」
私の提案を、神楽は力なくしりぞけた。
「どうして? どうしてダメなんだ?」
神楽を問いつめながら、神楽の耳を優しく指でマッサージした。揉んだり、
なでたり、ひっかいたり。
「だって、だって……」
かすれた声をあげる神楽は、とてもかわいかった。もっといじめたくなった。
「ちゃんと言わないと分からない。どうしてダメなのかちゃんと言わないと……
今度、学校でこうする」
神楽の耳に、ふうっと息を吹きかけた。


777 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:23 ID:bNzl9zmq
「ひうっ! い、言うからやめて!」
 普段強気で、元気で、活力に溢れている神楽。その神楽の抵抗する力は
完全に抜け、こうやって私のひざの上で哀願していた。こんな神楽を
見られるなんて私はなんて幸せなんだろう。私は、神楽の言葉を待った。
もちろん、指は休ませなかったが。
「その……私、そんなこと学校でされたら……。我慢……できなくなっちゃう」
 神楽が、女の子になった瞬間だった。それはいつ見てもこの上なく
かわいかった。これを見るためだけに、私はずいぶんこっち方面に詳しく
なってしまったのだ。神楽は、普段の生活では私をリードしているが、
こう言う時はだいたい受け身の女の子になってしまう。受け身と言っても、
何もしてくれないわけではないが。ただ、今日は徹底的に受け身に
なってもらうつもりでいた。
「よく言えた。分かった、学校ではしないよ」
 そう言っておいて、私は神楽の耳を大きくぺろんと舐めあげた。
「はぁぁっ!」
神楽が大きくもだえる。その間に、私は、鞄の中から今日のために
用意していたとっておきのものを取り出した。


778 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:25 ID:bNzl9zmq
「ね、ねえ、榊……その……他のところもして」
 上目遣いで、潤んだ目で、媚びた声で神楽がねだった。その魅力に負けそうに
なったが、踏み止まって拒絶する。
「何を言ってるんだ。今は耳掃除をしてるんだ。だからしない」
「そんな……いまさら、ひどい……。こんなにしておいて、
ひどすぎるよぉ……」
神楽の目尻には涙が光っていた。それを見ると、ますますいじめたくなった。
「学校でも、街でも、好きな時に、好きなように神楽の耳を触らせて、
いじらせてくれるって約束するなら、今からしてあげる」
 この条件に神楽がうんと言うはずがなかった。彼女は性的な羞恥心と
いうものがかなり強いのだ。人前では、耳どころか、抱き合うことさえ
させてくれない。他の友達とならきゃあきゃあ言いながらふざけて
抱き合ってたりするのに。やはり私とだと意識するのだろうか。
「いやぁー! ひどいよぉー!」
神楽は涙をぼろぼろこぼしながら私の出した条件を突っぱねた。
だいぶいじめ過ぎたかもしれない。そろそろ、始めよう。


779 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:26 ID:bNzl9zmq
「神楽、今日はその代わりにこうしてあげる」
 そう言うと私は用意した瓶の中身を指に盛り、神楽の耳たぶに、耳の穴に
入らないように注意して塗り付けた。
「ひゃん! な、なにこれ! 冷たいよ!」
神楽が驚いた。誰でもこんなものをいきなり塗られたら驚くだろうけど。
「メープルシロップだ。ホットケーキにかけるあれだ」
「そ、それで、どうするの?」
私は、神楽の疑問に答えてあげた。
「こうするんだ」
 私は、指の間に耳たぶをはさんで、こすりあわせるように指先を
くるくる回した。メープルシロップのおかげですべりが良くなっている。
そして、メープルシロップの粘り気が、なんともいやらしい感触を
指先に与えてきた。
「あ……はぁ……」
神楽はただじっと快感を受け止めている。
「神楽の耳、かわいいよ……。こんなにいっぱい塗ったから、いつもより
甘くておいしいんだろうな」
 神楽に聞かせるための独り言を言い、私は神楽の耳たぶにキスをして、
そのまま唇と舌でねっとりと舐めまわした。神楽の耳たぶは本当においしかった。
柔らかい神楽の耳たぶと、シロップの甘みと粘り気があいまって、
いままで味わったことのない極上のお菓子になっていた。


780 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:27 ID:bNzl9zmq
「あう……は……あくっ……ああぅ……」
 神楽の全身から完全に力が抜け、快感に溺れていた。大きなあえぎ声も、
拒絶の声も出さず、吐息とともに小さな喘ぎともうめきともつかない声を
出すだけだった。私は、唇と舌と鼻息を総動員して神楽を味わった。
 耳たぶの顔のある側、もみあげのある人ならもみあげに一番近いところ。
その部分にある耳たぶの突起を、私は舌でつんつんとつついた。
「あんっ」
神楽がひときわ甘い声を出した。その声をもっと聞きたくて、突起を舌で
ごしょごしょと磨くように強めに舐めまわす。
「あふっ、んあああっ!」
目を見開き、涙を流しながら甘い声をあげ続ける神楽。普段の彼女からは
この姿を想像するのは難しいだろう。


781 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:29 ID:bNzl9zmq
「ねえ神楽」
 指での耳たぶへの愛撫を続けながら、私は神楽に話しかけた。
「耳を触られただけでこんなになるって、他の人が知ったら神楽のこと
どう思うのかな」
「あ、はぁ、ええ?」
 神楽がなんとか聞き返してきた。多分、理性はほとんど解けかかっているはずだ。
しかしわずかに残った羞恥心をいじめたくなってしまった。
悪いことをしてるかもしれないが、かわいいんだからしょうがない。
「水泳部のみんなに言おうか。水泳部のエース神楽さんは、こうやって耳を
いじられただけでとっても気持ちよくなっちゃういやらしい人です、って」
「いやぁーっ! やめて! そんなのいや……あん!」
神楽がしゃべるのに合わせて愛撫を強めた。反応がかわいすぎる。
「神楽の後輩はどう思うのかな。やっぱり軽蔑するかな。神楽先輩って
そんな人だったなんて、幻滅だって。ああ、でも男子の部員がみんなで
神楽の耳を触りにくるかもしれないな。今以上に人気者だよ、神楽」
これはちょっといじわるすぎたかもしれなかった。神楽は火がついたように
叫び出した。
「やだやだやだぁーっ! お願いだからやめてぇ! いやっ! 助けてよっ!
何でもするから、何でもするから! ごめんなさい、ごめんなさい……」


782 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:30 ID:bNzl9zmq
 神楽の取り乱し様に私の方も慌ててしまった。
「ごめん! 冗談だ。少し悪のりし過ぎた。そんなことはしない。
だって……神楽がこんなになってるの見せるのって、私だけだろ?」
神楽が、涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらうなずいた。
「こうなってる時の神楽は、私だけの宝物だ……。泣かせて悪かった。
お詫びに、ここもきれいにしてあげる」
 私は、その言葉の吸い込まれた穴に舌をくっつけた。一瞬の間を置いた。
そして、耳たぶを指で愛撫しながら、一気に耳の穴を激しく舐めまわした。
「んあっ! さ、さか、きぃ! 汚いよ! そんなとこなめ、ふぁ!」
 神楽の反応がいっそう激しくなった。力が抜けていた体は逆に緊張し、
めったに息を切らさない神楽がめちゃめちゃに呼吸していた。
「きれいにしてあげるって言ったんだよ……。耳掃除なんだから、
動かないで……」


783 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:31 ID:bNzl9zmq
 私は神楽にうっとりしていた。声はどこまでも甘く、体臭はかぐわしく、
涙は美しく、姿はこのうえなくかわいかった。神楽をぎゅっと抱きしめながら、
私は耳の穴を犯し続けた。神楽の体は、既に神楽の意志の下を離れ、
跳ね回っている。もうそろそろだ。あとは、あの言葉を神楽の耳に、
心に叩き込む瞬間を見計らうだけだ。
 私は神楽の耳から口を離した。
「神楽」
私の声に、神楽が全神経を向けていることが伝わってきた。いよいよだ。
私の、一番大切な言葉を。
「神楽……好きだ」
 その瞬間、神楽の体温が一気に上がったのが分かった。すかさず、言葉を
追いかけるようにして耳の穴に口を近付け、言葉が逃げ出さないように
舌で塞いだ。そして、そのまま、私の全ての力で神楽の耳の穴を蹂躙した。
舐めまわし、つつき、息を吹き込み、舌の先で穴のふちをこりこりとひっかいた。
神楽の体ががくがく震え、声にならない喘ぎが口からあふれだしていた。
神楽が追いつめられているのが肌を通じて私の全身に伝わった。
次の瞬間、神楽が、もうほとんど残っていない力を振り絞った。
「さかきぃっ! 私も、すきだぁっ!」
 力つきた神楽は、絶頂に達した。私は、神楽の体がゆっくりとさめるまで、
ずっと神楽を抱きしめていた。


784 名前: 耳掃除 投稿日: 03/07/06 15:33 ID:bNzl9zmq
「耳掃除で……されるなんて」
 神楽は耳だけで絶頂に達したことを恥じているようだった。神楽は耳が
弱いことは分かっていたが、私も正直な話、あそこまでうまくいくとは
思っていなかった。
「最初からああするつもりで耳掃除したのは悪かった。でも……
ああいうのも好きだろ?」
 私がこう言うと、神楽はうつむいてしまった。よほど恥ずかしいらしい。
「だいたい……榊はずるいぞ。いつも、その、するときは榊が私ばっかり触って
私に榊を触らせないし、今日は言葉でいじめられたし……それに」
 神楽が顔を上げた。
「それに、あそこでいきなり、『好きだ』なんて……反則だ」
そう言った神楽の顔に、私は吸い寄せられるようにキスをした。お互い、
目を閉じるような余裕なんてなかったから、目をしっかり合わせたままだ。
「……そっ、それが反則だって言うんだよ!」
 顔を離した神楽は目を丸くして、やっとそれだけを口に出した。
本当にかわいい。
「汗をかいただろ。シャワーを浴びよう。そしたら昼食だ。駅前の
新しい洋食屋が安くておいしいらしいぞ」
 私はさっさと風呂場に向かった。
「こ、こら! 逃げる気か榊! 勝ち逃げなんて卑怯だぞ!
 えーいくそっ、こうだっ!」
神楽が後ろから追い付いてきて私の胸をわしづかみにした。かわいいなぁ。
洋食屋はあきらめよう。
「胸を揉む時は、もっと、こう……」
「バカ! 榊やめろ! ず、ずるいぞ! 今度は私に……ああっ……榊ぃ」

おわり



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